アンサーマイク
音楽業界には『アンサーソング』という文化があります。
要するに、相手の歌詞やメロディーを引用して、
返事というか、続きというかそういうものをクリエイトするものです。
最近、というか昔からですが、プロレス界には
「アンサーマイク」とも言うべき文化があります。
要するに因縁をふっかけられた相手に対して、
リング上やバックステージでお返事を綴ります。几帳面ですね。
それを天下の新日本プロレスがとても頻繁にやるので、
“流行ってるのかな?”感さえ漂ってきます。以下一例。
棚橋弘至=中邑真輔の場合
棚橋「中邑! 中邑! 中邑!……どうだ、うっとうしいだろ。俺が戻ってきたからには、そのベルトを返してもらうからな。分かったな!」(2009/10/17)
中邑「棚橋――!どうだ?うっとうしくねぇだろ? お前のベルト、挑戦させてくれ」(2011/04/03)
さらに今年…中邑の定番台詞をもじり
棚橋「どうしよっかな~~! ・・・・・・いいか? 1回しか言わねぇぞ、よく聞けよ! 答えはこうだ!! ・・・いいよ」(2014/01/05)
※「いいよ」は「イイョオ」と「イヤァオ」っぽく言ったと思うが公式すらそのネタに気がついてない模様
中邑「 どうしよっかな~~~!! 答えはこうだ!!・・・・・・愛してまーす!!(※と叫んでエアでギターを叩き折る)」(2014/03/23)
ちなみに棚橋は、オカダ・カズチカとも「IWGPは…遠いぞ」で
長いことアンサーマイクをしていたので常習犯といえます。
バックステージでのアンサーマイクで言えば、
天山・小島、永田裕志らもそうですね。第3世代の特長ですかね。
天山×飯塚の友情タッグ→崩壊は歴史に残るアンサーマイクのやりとりでした。
第3世代はアンサー東スポもよくやります。
しかして、この手法。アメプロでは比較的一般的です。
WWEアイコン対決でも頻繁に行われていました。
日本で、この手法をよく使うのは大仁田厚(とその抗争相手)。
大仁田は一般的に1年以上かけて相手と抗争することが多いです。
このことから、1年以上の長期抗争の場合、
アンサーマイクが行われると思われます。織り姫と彦星的な(適当)。
棚橋と中邑も、すでに今年3回目のシングルマッチですが、
今年いっぱい抗争するかもしれませんね。
過去の棚橋×中邑も大体連戦ですが、さすがに4連戦はなかったかな。