さぶこんシャス

土曜の夜にひそひそと貪り、あとは眠るだけ。

G1決勝@西武ドームでこれだけは“やってはいけない”~その3~

西武ドーム大会、販売好調みたいでおじちゃんうれしいよ

 これまでの記事で「新日本ファンよ。西武ドームは……遠いぞ(切実)」編、「西武球場駅前は…レヴェルが違うんだよ!」編をお送りしました、「どこよりも早いG1決勝西武ドーム大会のしおり」ですが、第3回です。現役某S県T市住民の経験と偏見に基づく持論に、細かい突っ込みは不要。貴様の意見など関係なし!(予防線)

 公式でも西武ドーム大会の前売りが始まったようで、Twitter上の反応を見る限りは当日のスタンドはかなり埋まりそうですね…!

 なんかこの記事もネガキャンみたいになってるけど、そんなつもりは一切ないですよ、ウン(自己嫌悪)。夏の西武ドームで野球観戦したことがある人なら分かると思うんですけど、本当にいい球場なんですよ、あそこって。飯もうまいし!外野は芝だし!

 あくまで所沢へいらっしゃる皆様への観光アドバイスですからね。ちなみに、今回は健康にも関わることなので、ちょっとまじめに書いております。あとは深いことは考えず、前売りチケットを買って、現地まで元気に来てね。では、最終回!

●やってはいけないその3=====

「暑さを舐めてはいけない」

 今回の会場、「西武ドーム」が“屋根がついた実質屋外球場”だってことは、さすがに皆さん理解してると思いますが…。確かに西武リゾート周辺は自然も多く、都会に比べれば体感気温も低いかもしれません。しかし、会場はあくまでも温室の中。夏フェス並の装備で来てね。いやマジで。

 ちなみに西武ドームの8月の平均気温は「38度」と言われております。でも、これはあくまでも野球の場合。野球の場合はスタンドにしか人がいませんからね。プロレス興行ではグラウンドまでびっしり人が入るわけですから…、それはもう暑いはずです。

 とはいえ、どれだけ暑いかはイメージしづらいと思いますので、おじちゃん物置の奥からこれを引っ張り出してきたんですよ!
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これ。当時の週プロ増刊号

 そう、西武ドームで行われた最後のプロレス・格闘技興行にして、同じく8月に行われた、2000年8月27日「PRIDE.10」の特集号です。懐かしいですね。アンディ・フグへ黙祷を捧げ、石澤さんがマスク脱いで出撃してハイアン・グレーシーにKOされ、桜庭がヘンゾ・グレーシーに劇勝した大会。もう14年ですか…時間が経つのは早いものです。

 私の14年前のおぼろげな記憶だけでは頼りないですからね、参考になる部分だけ、一部引用してご紹介しましょう。以下、記者さんがついつい漏らした一文。

「格闘技界としては初進出となった西武ドーム3万2919人を動員。しかし、都心から遠いわ、東京ドームと違って屋根があるといっても事実上屋外で暑いわ、売店は少ないわ……と悪いことだらけ。とくにダッグアウトをテントでおおったプレスルームは最悪の暑さで新聞記者サンは大変。東京ドームのありがたさが身にしみた。はっきりいって、プロレスでは使ってほしくない……」(平成12年 週刊プロレス別冊新秋号より)

 

 親の敵でもここまで書くか…!という感じ。まあ、当時のPRIDEの興行ってどこも運営が結構アレだったのでわからなくもないですが、少なくとも歴戦のプロレス記者でも「これは参った!」という暑さなわけです。14年も前の興行なわけですから、今年の新日本は相当対策してくれるはず、心配ないでしょう。…ないよね?

 で、どんな対策が必要かといいますと。まず服装ですね。涼しい格好であることはもちろん、確実に大汗をかきますから、現地で購入するプロレスTシャツに加えて、着替え+帰りのTシャツを用意したいものです。また、汗だくで長時間西武線に揺られては、エアコンの寒さで風邪を引いてしまいます。涼しい格好っていっても“どこぞの永田さんコスプレ”みたいなのはダメ絶対!

 ちなみに、ロッカーは球場にもいくつかありますが…オススメは西武球場前駅改札内にあるロッカーです。改札のほうを向いて右手のほうにあります。トイレも近いので着替えやすいです。世間に素顔は晒せないという人も、ここからならマスクかぶってもたぶんオッケーです(社会的にはアウト)

 次に水分補給です。第2回でも記述しましたが、現地調達は不可能です。可能な限り、「凍らせたペットボトルの飲み物」を複数本用意してください。飲むだけでなく、いざというときに身体を冷ましてくれます。また、おそらく例年通りなら、現地では「うちわ」が配られるのではないかと思いますが、「冷えピタ」とか、首に巻く冷やっとしたヤツ(notチェーン)なんかも用意して困ることはないでしょう。

 とにかく現地には「エアコンで涼める場所」は存在しませんので…開場する前にダウンしないように気をつけてくださいね。逆に帰りの電車ですが、車両数が少ないこともあって、悪いときは電車に乗るまで30分待ちもあります。体調が悪い場合は、優勝者コメントはあきらめて一足先に駅へ向かいましょう。コメントは新日公式サイトで!
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 と、ここまでくどくど書いてきましたが、結局の所楽しんだもの勝ちですからね、プロレス興行っていうのは。ちょっとした遠足気分で行けばいいんです。自分に無理のなく、他人に迷惑をかけない形で、なおかつ所沢に金の雨を降らせて、最上級のプロレスを楽しんでください!

 チケットの確保もお早めにね。今年はわからんけど、毎年優勝決定戦は売り切れるからね。まあ、チケット買い損ねた人はスカパーPPVでもニコ生でも、エアコンのガンガンに効いた部屋で、キンキン冷えたビール飲みながらのんびり観戦してくださいな。なんだろこっちが魅力的に見えてきたな(白目)。


「ど~うしよっかなぁ~」と思っている人は、とりあえず重い腰を上げてみるといいのですよ。間違いなく、これまでにない夏の思い出ができるはずです。


 長々と拙文失礼いたしました。

↓このシリーズの記事はこちら

『G1決勝@西武ドームでこれだけは“やってはいけない”シリーズ』

第1回 「新日本ファンよ。西武ドームは……遠いぞ(切実)」編

第2回「西武球場駅前は…レヴェルが違うんだよ!」編

第3回「一番暑いのは…西武ドームなんだよ!」編