調べてみたよ!
まもなく、6.19大阪城ホール大会「DOMINION」決戦が行われるが、今大会のポイントはCHAOSvsロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの対決。そこで、結成から大体一年がたったロスインゴメンバーたちのシングル戦績を振り返ってみる。
なんでシングル戦績かというと、これを見ながら大会を迎えると、勝敗予想をもっと楽しめるからね。「いつ、誰と、どこで、どんな結果になったか」。これはプロレスを見るときにおいて、とってもうまいスパイス。特にG1前には必ずチェックしておきたいものです。今年は内藤だけじゃなく、EVILもSANADAも出るだろうからね。
ということで、ザックリまとめたので振り返ってみましょう。
「見づらい」とか、「データが間違ってる」とかはちょっとわからない。
※以下のデータは6月9日現在。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンメンバーの戦績は、内藤哲也のみロス・インゴベルナブレス時代のものを含む。なお、CMLLでの戦績は未反映、ROHでの戦績は新日本プロレス公式サイトに基づく( http://www.njpw.co.jp/match/index.php?result=1 )。
■内藤哲也(2015年5月27日~)
日時 | 大会名(場所) | 対戦相手(結果) |
---|---|---|
2015/07/20 | G1 CLIMAX 25(北海道立総合体育センター) | ○バッドラック・ファレ |
2015/07/24 | G1 CLIMAX 25(京都市武道センター) | ●柴田 勝頼 |
2015/07/26 | G1 CLIMAX 25(広島グリーンアリーナ) | ○棚橋 弘至 |
2015/07/29 | G1 CLIMAX 25(福岡国際センター) | ○AJスタイルズ |
2015/08/02 | G1 CLIMAX 25(愛知県体育館) | ●真壁 刀義 |
2015/08/05 | G1 CLIMAX 25(岩手産業文化センターアピオ) | ○飯伏 幸太 |
2015/08/08 | G1 CLIMAX 25(横浜文化体育館) | ○矢野 通 |
2015/08/11 | G1 CLIMAX 25(後楽園ホール) | ●ドク・ギャローズ |
2015/08/14 | G1 CLIMAX 25(両国国技館) | ●天山 広吉 |
2015/09/27 | DESTRUCTION(神戸ワールド記念ホール) | ○柴田 勝頼 |
2015/10/12 | KING OF PRO-WRESTLING(両国国技館) | ●棚橋 弘至(東京ドーム・IWGP挑戦権争奪) |
2016/01/04 | WRESTLE KINGDOM 10(東京ドーム) | ●後藤 洋央紀 |
2016/03/03 | NEW JAPAN CUP(大田区総合体育館) | ○YOSHI-HASHI |
2016/03/04 | NEW JAPAN CUP(後楽園ホール) | ○石井 智宏 |
2016/03/12 | NEW JAPAN CUP(マエダアリーナ) | ○後藤 洋央紀(優勝決定戦) |
2016/04/10 | INVASION ATTACK(両国国技館) | ○オカダ・カズチカ(ヘビー級王座) |
2016/05/03 | レスリングどんたく(福岡国際センター) | ○石井 智宏(ヘビー級王座) |
20160/5/08 | ROH GLOBAL WARS(アメリカ) | ○カイル・オライリー |
20160/05/11 | ROH WAR OF THE WORLDS TOUR(カナダ) | ○ムース |
20160/05/14 | ROH WAR OF THE WORLDS TOUR(アメリカ) | ○ACH |
20160/06/19 | DOMINION(大阪城ホール) | (?)オカダ・カズチカ(IWGPヘビー級王座) |
内藤は帰国直後から、本隊とタッグを組む→怠慢プレー&不誠実対応でみんなから文句を言われ続けるという期間があり、シングルはG1から。しかしG1では新フィニッシュ「デスティーノ」とジャックナイフ式エビ固めを使って星を稼いだ。ドーム挑戦権奪取に失敗し、タッグリーグではEVILお披露目ということもあり直接勝利は少なく、ドームでも土がつき、少し静かな期間に。ファンタスティカマニア以降、復帰したBUSHI&EVILとの6人タッグが多くなり、バレッドクラブのメンバー離脱に伴いロスインゴ自体への期待感が高まっていく。そんな中で行われたニュージャパンカップを初制覇。両国でのIWGP戦はSANADAの介入ありきも、シングル8連勝中と乗りに乗っている。対オカダは通算4勝3敗。かつて棚橋中邑も似たような数字になったが一時期星がかたよることもあったため、内藤の連勝も十分ありそう。このデータから見て、内藤勝利のその後(G1後またはG1優勝)に挑戦してきそうなのは、後藤棚橋あたりか。前者後藤、後者棚橋は本命に見える。
■EVIL(2015年10月12日~)
日時 | 大会名(場所) | 対戦相手(結果) |
---|---|---|
2015/07/20 | POWER STRUGGLE(大阪府立体育会館) | ●後藤 洋央紀(内藤乱入で反則負け) |
2016/03/03 | NEW JAPAN CUP(大田区総合体育館) | ●石井 智宏 |
2016/03/20 | Road to INVASION ATTACK(ベイコム総合体育館) | ●石井 智宏(ROH世界TV) |
2016/05/03 | レスリングどんたく(福岡国際センター) | ○後藤 洋央紀 |
20160/06/19 | DOMINION(大阪城ホール) | (?)後藤 洋央紀 |
前哨戦や試合介入などのイメージで結構勝っている印象だったが、実際は凱旋後3連敗。しかしどんたくでの対後藤第2戦で圧倒的な勝利を収め、一気に後藤格まで上がってきた感はある。コテコテの怪奇系ヒールキャラを授かりながら、試合の方はとっても正統派で安定して楽しめる。フィニッシャーの説得力も良い。現状石井&後藤専用機ということでゴツゴツ試合ばかり見せられているが、G1では色々な選手とぶつかってほしいもの。個人的には、ケニー、柴田、ROHの選手、内藤かSANADAとの同門対決が見たいかな。でもきっとエルガン、本間、真壁とか中心になるんだろうな…。
■BUSHI(2015年11月21日~)
日時 | 大会名(場所) | 対戦相手(結果) |
---|---|---|
2015/12/19 | Road to TOKYO DOME(後楽園ホール) | ○マスカラ・ドラダ(CMLL世界ウェルター級王座) |
2016/01/22 | FANTASTICA MANIA(後楽園ホール) | ●マスカラ・ドラダ(CMLL世界ウェルター級王座) |
2016/02/14 | THE NEW BEGINNING(アオーレ長岡) | ●KUSHIDA(IWGPジュニア王座) |
2016/05/21 | BEST OF THE SUPER Jr.(後楽園ホール) | ●外道 |
2016/05/23 | BEST OF THE SUPER Jr.(燕市民体育館) | ●マット・サイダル |
2016/05/25 | BEST OF THE SUPER Jr.(一関市総合体育館) | ●カイル・オライリー |
2016/05/29 | BEST OF THE SUPER Jr.(大阪市中央体育館) | ○ロッキー・ロメロ |
2016/05/31 | BEST OF THE SUPER Jr.(広島グリーンアリーナ) | ○デビッド・フィンレー |
2016/06/03 | BEST OF THE SUPER Jr.(後楽園ホール) | ○田口 隆祐 |
2016/06/06 | BEST OF THE SUPER Jr.(仙台サンプラザホール) | ○KUSHIDA |
いきなり王座を獲得するなどセンセーショナルに見えた復帰も、即ベルトを落とし、IWGPジュニアに敗戦し、内藤&EVILとの6人タッグで狙われ、スーパージュニアで3連敗…とかなり復帰後のイメージを悪くした。それでも喋れるし魅せられる選手なので、この先ジュニアの見せ場は少ないが、Jカップあたりに機運を掴んでもうちょっと目立ってほしい。それには同期のSANADAよりも、ジュニアのパートナーが必要かな。カマイタチ早く帰ってきて…。あとフィニッシャーがどうしても人を選ぶ&選んだ挙句ファンに響かないので、コードブレーカー式か毒霧から何かをする技に変えたほうがいい。
■SANADA(2016年4月10日~)
日時 | 大会名(場所) | 対戦相手(結果) |
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2016/05/03 | レスリングどんたく(福岡国際センター) | ●オカダ・カズチカ |
日本のファンに全く及び知らないところにいたわけではなく、古巣のWRESTLE-1に出たり、大日本プロレスでシングルリーグ戦「一騎当千」出ていたりしたので、なんとなく現状どのレベルにいる選手かは誰もがわかっていた。ちなみに一騎当千では関本大介、佐藤耕平、丸山敦に破れ、神谷英慶、橋本大地に勝ちと、海外から帰国したフリーとは気持ちいいくらいの負けっぷりを見せている。その直後の新日本参戦&SANADA化。それでいきなりオカズに勝つわきゃなかろう…と思ってたら、これが王座戦級の大勝負に。近い将来、内藤が落とせばIWGPに近づきそう。今はバレクラが持ってるから微妙だけど、直近の照準はIC王座がいいかな? 年初の大離脱時点でなんとなく真田聖也のG1参戦は予想していたが、まさかのロスインゴ入りで、ますます今年のG1が楽しみですな。
ということで、序盤の内藤も含めここまでのロスインゴ勢はユニットの勢いの割にはシングル戦績がかなり悪いことがわかる。しかし、全選手が連敗から連勝の流れに乗り始めているので、G1以降はかなり楽しみ。まずは大阪城ホール決戦が新日本後半戦ヘ向けた戦いにどんな影響をあたえるのか?
アテクシの予想では、来年のドームで内藤がIWGP防衛戦、EVILがNAVER王座挑戦、SANADAがIC王座挑戦、BUSHIがCMLL王座挑戦(コラ)ぐらいの期待をしてますよ。トランキーロしてらんねえ、This is LIJ、Everything is LIJ。これからの流れはすべてロスインゴが握るんですよ。エンセリオ、マジで。
(まとまらなくなったから雑な締め)