さぶこんシャス

土曜の夜にひそひそと貪り、あとは眠るだけ。

LOS INGOBERNABLES 内藤哲也、なんだかいい感じになっている件

「いいね!」って思ったところを箇条書きでひたすらポジティブに解釈してみたよ!

 

「LOS INGOBERNABLES」モード内藤哲也のいいところ

□入退場編

・全然リングに上がってこないのでカッチョイイ入場曲をちゃんといいところまで聴ける

・トップロープからロンダートリングインをやめた。膝が悪いクセに、あれを続けてるのでいつもヒヤヒヤしていたから

・なんだかなつかしい「服を着たまま試合」が帰ってきた

・レッドシューズ海野に暴行をはたらく(スッキリ)

□試合編

・基本的にカウンターレスラーなので、のんべんだらりとやる方が相手が痺れを切らして攻めてきてくれる

・元々受けすぎるのが悪いクセなので、受けない理由ができた

・アニマル浜口ジム生特有のバカ正直に攻める、攻める、攻める、こっぴどくやられるの流れに緩急が付いた

・リング、リング下含めて、広く使えるようになった

・技をかけているときですら、対戦相手よりも会場内をチラチラ見るクセに理由付けができた

・客の顔色をうかがわなくなった

・スターダストプレス失敗→あぼーんというここ数年のド定番負けムーブを封印できた。スターダストプレスのプレミア感が増し、膝への負担も軽減

・余計なアピールが減って、技と技の間隔がスムーズに

・ジャックナイフ式エビ固め、プルマブランカ、ニーロックといったノーリミット、スターダスト序盤の技が戻ってきた

・「唾を吐きかける」という、シンプルで劣勢をチャンスに変える挑発ムーブができるようになった

・相手を選ぶが、使い勝手がいい一撃必殺のスタンディング技ができた(デスティーノ)

□リング外編

・「新日本プロレスの、主役は……オレ」「ま・ず・は」以外にしゃべれることが増えた

・プロレスネット流行語大賞を獲得できそうなセリフができた(トランキーロ)

・口べたなのをスペイン語で捲し立ててごまかせる

・「LOS INGOBERNABLES」とかいうツイッター大喜利タグ

・目先の勝ちにこだわらない感覚(「AJ勝つため、棚橋に勝つためにリーグに参加してるんじゃない」)

・ヒールともベビーとも違う、今流行の感じ

・メキシコから次々に謎の仲間を呼んでこれる都合のいいユニット

・ほかの燻り組を巻き込んでくれそうな期待感

・ガチャピン顏にはニヤリが似合う

 

おそらくは、「スターダストプレス封印」の影響が大きいと思う。もうこの数年、決まったところよりも自爆するシーンばかり見せられてきて、正直タッグパートナーの本間のこけしより数割確率が高い程度だったと思う。決まらない技をいつまでも使い続けるのは、格闘技としてどう考えてもおかしい。一旦、「伝家の宝刀」になるまでデスティーノやジャックナイフ式エビで凌いでいってほしい。

 

個人的には、ムトチャン(というかムタ)に似ているとか、海野レフェリーに謎の攻撃を加えるだとか、マイクがアレだとか含めても、いまのスタイルが内藤向きだと思う。ノーリミット内藤に近い感じ、何でブーイングが起きてるのかわからないけど。そもそもいまのIC王者なんか上で上げた内藤の悪いところ全部もってるし…

 

新スタイルというのはすぐには定着しないものだし、決め台詞や決め技だって、謎の決め台詞代表「あいしてまーす」や唐突フィニッシュ技の代表「ボマイェ」が、喉のつかえなく受け入れられるようになったのはどれだけ時間がかかったか。棚橋だって中邑だって永田だって、みんないま現在だってマイクは下手だ。うまい下手ではないのだ、空気を読む力はいらない、空気を押し切れる力が大事。それには自信と説得力が必要だ。G1制覇できれば一気に乗れると思うし、ダメでも年内一杯は折れずに頑張ってほしい思う。

 

「アニマル浜口ジム生はピープルズチャンプ、団体の真のエースになれない」そんなジンクスを払拭してほしい。いや、別に誰のことを指しているわけではないんですよ(スイミングアイ)。真のエースへの道は、遠いが確かに進路はあっている。トランキーロ、トランキーロ。もう30歳なんて期限はとっくに過ぎたんだ、ノーリミットさ。焦んなよ。