川田利明「経験者でない人を解説者として使うのはおかしい」に対して、私の意見。
経験者でない人の解説は若手のころから許せなかった!
— 麺ジャラスK 店長 川田利明 (@orenooudou) 2020年9月10日
経験者でない人がいまだに解説してるのはあり得ない!
どのスポーツでも解説しているのは経験者です!
経験者でない人を解説者として使うのはおかしいと思います https://t.co/5eRZyx94i6
私もそう思いましたので。ツイットしました。
プロレスは経験者が解説すべきは昔からそう思う。新日本は昔からGKや週プロ編集長経験者や東スポ記者が多いけど、それはバックボーンの盛り上げ役であって試合解説ではない。極まっただの、危険な角度だのというのは、必ずプロ経験者が解説すべき。
— おきよ (@kiyo_fuji) 2020年9月10日
ただし、国際プロレスやFMW、“昔の”DDTは、ファン的には良くても初見の人には「誰やねん、つか本当にプロレスラーか?」って選手も多かったし、実際プロレスラーではない人も多かったので、それを解説するのは門馬の人や鈴木の人でもいいと思う。求められるのは技術解説よりパーソナリティだし
— おきよ (@kiyo_fuji) 2020年9月10日
が、タレントはどのプロレス団体においてもいらない。いてもいいが、試合が硬直状態でもないのに世間話をしているのが死ぬほど嫌い。一応、プロレスなんだから、試合なんだから、その時間帯がダメージを蓄積させるための時間帯であったとしても、別の話題でケラケラしているのは失礼すぎる。
— おきよ (@kiyo_fuji) 2020年9月10日
そういう意味で、世間話を聞くのがうまいのは市川の人。世間話中でも技が決まるとちゃんと技名を叫んでくれるのはすごく好感持てる。タレントと世間話をしすぎるのが村田の人のイメージ。しかし村田の人は鈴木の人と組むときはそういうことないから、団体やメディアから求められているんだろうなぁ
— おきよ (@kiyo_fuji) 2020年9月10日
村田の人、というよりAbemaのプロレス中継、というのが誤解ない表現だったわね。タレントと世間話をしすぎの話、反省。私は村田の人好きよ。むしろ市川村田がプロレス実況ではトップで好き。
— おきよ (@kiyo_fuji) 2020年9月11日
ドラゲー解説でおなじみ市川の人は、RIZINでもタレントだらけの中でよく試合実況回しているなぁと、本当に感心する。ドラゲーのオープニングマッチでも、大晦日の格闘技でもスタンスは一緒
— おきよ (@kiyo_fuji) 2020年9月11日
要するに、どんな有名タレントだろうが、そのパーソナリティよりも、「プロレスにとってリング上で起きている以上に重要なことなんてない」ってことだと思う。
— おきよ (@kiyo_fuji) 2020年9月11日
プロレスが単体消費型のエンタメだったら、タレントとかを絡めても面白いと思う。でも、3年、5年、10年見ても飽きないのが、プロレスの他エンタメと比較しての強みでもあるので、そういう消費者を育てるには、実況解説はシリアスな方がいいと思う。大河ドラマで芸人がナレーションしてたら腰砕けるしね
— おきよ (@kiyo_fuji) 2020年9月11日
単発消費型と呼ぶべきか。まあ、点で見るとまさに地方巡業などは単発消費型エンタメなんだけどねプロレスって。でも、それを5年、10年のスパンで見ると、実は壮大な大河ドラマだった…って表現になるのかしら。難しいわね、そんなエンタメほかにあるのかな。個人的にはジャニーズと宝塚は近いと思う
— おきよ (@kiyo_fuji) 2020年9月11日
念の為注釈
・市川の人…市川勝也アナ
・村田の人…村田晴郎アナ
バスケワールドカップ2019 日本対チェコ 所感
入りは良かったのだ。
しかし、想像以上にファジーカス、八村、渡邊のラインアップが機能しない。これをやると渡邊はサードオプションに“なろう”と必死だし、ガードの積極性は皆無になる。しかしスタートで起用した田中大貴と馬場雄大のバックコートは、チームやこれまでのキャリアでもエース的な存在だったこともあって、遠慮せずにアタックしていたと思う。
田中、馬場、渡邊、八村、ファジーカスのラインアップでのスタートは、そこそこ良かったと感じた。
しかし続けないのだ、ラマスは。
八村、渡邊、ファジーカスが入る前の日本代表を支えてきたのは、比江島、田中、馬場だったのだ。結果は伴わなかったものの。比江島は格上相手だと途端にゲームから消えるし、ラマス体制になってから田中は一度代表を外され、馬場は上記のスタートの後、4Q最終盤までほとんど活躍のチャンスを与えられなかった。
この3人が機能しなければ、やっぱり強豪国からして日本はイージーな相手だから。
馬場は最後に使うって決めてんのかな…。八村とのコンビネーションも本人意識して強めてるし、もっとゲームを動かして欲しいんだけど…。このレベルのゲームではミスは人の5倍するけど、ゲームを壊したくなかったのかな。ラマスは膠着した状態から最後に振り切る試合が得意なんだと思う。アジアもそうだったしね。もっとバビってほしいし、もうアメリカ戦はずっと使ってほしいくらい。試合壊れて当たり前の戦いになるだろうし。
アメリカである。トルコの試合は壮絶っていうか、アメリカは途中2回負けてる。でも勝つのがアメリカ。テイタムが最後捻挫してしまうほど、勝利への執着心をみせてくれた。トルコの戦い方も見事としか言えない。06年のギリシャを思わせました。
さあ、あとは楽しむだけです。アメリカだって負ける。スペインだって負ける。そんなゲームなんですよバスケは。だからここからが面白い。2次グループも順位決定戦もあるから消化試合はなし。最後までシンプルに楽しみましょう。
DAZNで見ている人は、せっかくだから他国の試合も見ましょう。ハイライトでもいいし。DAZNのハイライトのセンスがイマイチだから、YouTubeのFIBAのほうがいいかもしんない。
アメリカトルコ戦でNBAファイナル以来の感情が蘇ってきた。代表戦だからってシリアスに観ることはない。
バスケは楽しい。
バスケワールドカップ2019 日本対トルコ 所感
今年からは好きなことをもっと好きに書こうと思うので。
画像はDAZNのトップ画面。間違いなくシビアな3試合になるとわかっていたので、日本偏重実況解説になりそうなBSを避けて、DAZNを契約しました。いや、日本戦以外も見るからなんですけど。アメリカはもちろん、セルビアとギリシャ、オーストラリアとか。ベンシモンズが出てたらもっと楽しみだったのに…。
肝心の試合内容。
日本バスケのネックはインサイドだとイメージ先行で言われてきたことの間違い。スピードやメンタリティ、ディフェンス、戦術などでは負けていない、自分たちのバスケができれば、などと風潮されてきたし、選手も語っていたが。そもそもそこは、まさに日本が劣っている部分。逆だろ逆。
むしろシュートはアルゼンチン戦ドイツ戦に負けじと当たっており、もっと武器にしていかないといけない。打たないまでも、狙わないと。打つためには、リムにアタックしていかないと。まさにトルコが前半から撤退してやってきたこと。見本になりますね。
たびたび指摘されているようなので、ゲームの入り方の拙攻については省略。
トルコは、というかアジア予選でも多くのチームが1Qから高いインテンシティで入ってきたと思う。いつまでたっても自分たちのスローなバスケ。20点差、残り数分で16点差あっても20秒以上必ず使い切るオフェンス。いつも八村を探すガードフォワード。ファジーカスだけが自分の仕事を理解して徹底していた。たしかにあのディフェンスは問題だったが…。
またガードの実力差を、これでもかと見せつけられた。スクリーンもなしに簡単に振り切られる。速攻でも追いきれない。セーフティも機能せず何度タッチダウンパスを許したか。富樫勇樹がいればと何度も願ったが、残念ながら富樫が昨晩の最適解かと言われれば、それも悩むところ。
個人的には、試合最後のメンバー、田中大貴、馬場雄大、渡邊雄太、八村塁、ニックファジーカスがベストだと思う。ラマスHCも得点力の部分で次戦に向けて試したかったのではないか。ボールは馬場にもたせたい。筑波大ではもともと、世界に出るならガードを目指す将来像を描いていた男。ボールも人も動く、ゴールにアタックする、ミスは三倍増するでしょうが。外の選択肢においても、馬場以外の4人が高い確率で狙えるのは大きい。
日本は、まずワールドカップで戦うこと自体がギャンブル。アジアで戦うメンバーや戦術が最善とは限らない。NBAでも近年は、ベストメンバーよりも対応力を考えたラインアップが、プレーオフ以降では多くなる傾向。ガードに馬場田中、ポイントガード比江島など、もう少しよそ行きの試合をしていかないと、まさかは起きない。
また、シュート以外で日本が武器にすべきポイントは、スタミナだと思う。40分ゲームを制するために、前述のように1Qから仕掛けてくるチームは非常に多い。日本もそこを目指すべきだが、あれだけ離されながら、ペースダウンしたとはいえ、よく10点差前後まで何度も戻したと思うもの。アルゼンチン、ドイツでもその戦いは見せたし、予選で勝利した日本でのオーストラリア戦がまさにそれ。ハイペースに飲まれず、後半から上げていけるのは強い。
しかし、オフェンスが酷い。ディフェンスも酷いが、比較しようがない。高校バスケを見ているようだった。何度失敗しても、決まったルールに沿ってオフェンスが始まっていた。流れを掴むプレーを生み出そうともしていなかった。戦術で欧州に10年劣っているのではと考えさせられましたね。速攻のチャンスでベンチを見ながらスローダウン、ミスを恐れてアタックしないガード、20秒使って八村の1on1が決まらず、セットの供給先がバレバレなのでもらうこともできないニック。もうBリーグはオフェンス20秒ルールやイリーガルディフェンスバイオレーションを採用するなど、個人の意識改革をしていかないといけないのでは?エース頼みの古いバスケに見えましたね。
なんにせよ、頭をシンプルにして結果を見直したい。親善試合の結果など忘れた方がいい、NBAに大量に主力を送り出すオーストラリアの予選チームは別物だし、ついには親善試合で、実際アメリカに勝ったりしている。そんな中、自力でここまで帰ってこられた。2006からは驚くべき進化で、バスケ自体、アメリカと世界の差は大きく縮まっており、ただ日本が追いついたわけではなく、現代バスケの潮流の中で、ここまで波に乗ってこれたことは素晴らしい進化。
トルコは強豪ひしめく欧州を勝ち抜いた強豪で、たしかに力の差はあったが、勝ちを見据えた課題が見えるほどまでは近づいている。グループ突破は難しくなったかもしれないが、このグループの幸いはアメリカがいて、確実に全チームが一敗以上するということ。やるべきこともシンプルになった。
その中で一勝、善戦することは、日本バスケにとって捨てたものではない。トルコ戦はそんな絶望の中の希望が見つかった試合だった。日本はいつか、戦える。間違いなく。いまじゃなくても、2020じゃなくても。